デジタルガレージは3月1日、フードデリバリーなど複数のオンライン注文サービスを1台のタブレット端末のみで一元管理するSaaS「Pangaea Delivery(パンゲアデリバリー)」を開発したと発表した。 飲食店・小売店ではフードデリバリーやテイクアウトサービスなどのオンライン注文サービスの導入が進むなど、オンライン注文サービスの市場は今後も拡大が予測される一方、複数のサービスを導入することでサービスごとに異なるオペレーションへの対応や受注用機材の準備等、飲食店や小売店の負荷が増大しているという。 Pangaea Deliveryはデジタルガレージの基幹事業である決済事業のノウハウやアセットを集結したプラットフォーム。決済事業を手がけるDGフィナンシャルテクノロジーが持つ決済システムの開発・運用ノウハウや、オープンイノベーション型研究開発組織「DG Lab」が有するAI・データ分析に関する技術力など、さまざまなアセットを組み合わせることでオンライン注文と実店舗を繋ぐゲートウェイとして展開し、飲食店・小売店の統合的なDXを支援する。受注端末の設置スペースの確保や端末ごとに異なる操作方法を習得する必要がないほか、すでにオンライン注文サービスを利用している店舗はオペレーション負荷を増やすことなく新しいサービスを利用する選択肢を広げることが可能という。
業務提携先の東芝テックが展開するPOSとも連携し、オンライン注文サービスからのデータを自動的にPOSへ連携して店内注文とオンライン注文の管理をPOS端末で一元化することが可能となる。また、業務提携先であるジェーシービーの豊富な加盟店ネットワークを活用し、加盟店の利便性向上に資する新たな付加価値サービスを提供できるとしている。
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