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Googleの新スマホ「Pixel 4a」をファーストインプレッション!外観や同梱品、基本機能、ベンチマークなどを紹介【レビュー】

2020年08月12日06:55 posted by memn0cklist
コスパの良いスタンダードスマホ「Google Pixel 4a」を紹介!外観や同梱品など
既報通り、Googleが価格を抑えた新しいスタンダードスマートフォン(スマホ)「Pixel 4a」を発表しました。日本では公式Webショップ「Google ストア」および携帯電話サービス「SoftBank」から日本向けにおサイフケータイに対応した「Pixel 4a(型番:G025M)」が2020年8月20日(木)に発売されます。また予約受付をGoogle ストアおよびソフトバンクショップや量販店などのSoftBank取扱店、公式Webストア「ソフトバンクオンラインショップ」などにて8月14日(金)より開始します。価格(金額はすべて税込)はGoogle ストアでは42,900円、ソフトバンクオンラインショップでは49,680円で、SoftBankではトクするサポート+も適用可能です。そこで、本記事ではPixel 4aをグーグル(以下、Google Japan)にお借りできたので、実際に使ってみて外観や同梱品、基本機能、ベンチマークなどのファーストインプレッションを写真を交えて紹介したいと思います。Pixel 4aのパッケージ(箱)。Pixel 4aはXLモデルがないだけでなく、本体カラーもJust Black(ジャストブラック)の1色のみPixel 4aは昨年5月に発売されたGoogle初の廉価スマホ「Pixel 3a」の後継機種で、Pixel 3aと同様にチップセット(SoC)をハイエンド向けではなくしたりするなどによって価格を抑えたモデルとなります。なお、Pixel 3aシリーズにはフラッグシップモデル「Pixel 3」シリーズや「Pixel 4」シリーズと同じように大画面モデルの「Pixel 3a XL」がありましたが、Pixel 4aにはPixel 4a XLはラインナップされていません。一方で、GoogleではPixel 4aの5Gに対応させたモデル「Pixel 4a (5G)」を次期フラッグシップモデル「Pixel 5」とともに今秋に発売することをすでに明らかにしており、日本でも販売され、価格も60,500円からになると案内されています。パッケージを開けたところ。まずは本体が現れますPixel 4aのパッケージはPixel 3aシリーズと同様に白を基調としたシンプルなもので、側面や底面には「#teampixel」や「Google」などと記載されているほか、製品名やモデル名(型番)、SKU、IMEIなどが記載されています。日本向け製品は型番が「G025M」、SKUが「GA02099-JP」となっており、これまでのPixel 3シリーズやPixel 3aシリーズ、Pixel 4シリーズは少なくとも発売時には中国製でしたが、Pixel 4aは本体はベトナム製、付属品は中国製となっています。各種報道によるとGoogleでは昨年後半からスマホの製造を中国からベトナムに順次移行しているとのことで、Pixel 3aシリーズは段階的にベトナム製となっていたようです。なお、製品情報を取得するアプリによると、開発コード名は「sunfish」とのこと。Pixel 4aの同梱品付属品はUSB Type-C to USB Type-Cケーブル、USB Type-C ACアダプター、クイック スイッチ アダプター(USB Type-C to USB Type-A変換アダプター)、SIM ツール(SIMピン)、クイック スタート ガイドなどの各種紙類、#teampixel Googleシールとなっています。イヤホンやケースは付属していませんが、ACアダプターとUSBケーブルが付いているのでひとまず使えます。なお、Pixel 4aは急速充電「USB PD 2.0」(18W/2A・9V)に対応しており、付属するACアダプターは18Wに対応しています。またワイヤレス充電には非対応です。本体を包んでいる保護シートを取り外しているところまた本体は半透明の保護シートで覆われているので、剥がして使います。製品によっては画面保護シートが付属したり、貼られていたりしますが、Pixel 4aではそういったことはないため、画面保護シートを貼る必要がある人は事前に買っておくことをオススメします。電源は本体右側面にある電源キーを長押しするとオンになります。電源キーはミントカラーでわかりやすくなっているとともにデザイン的なアクセントとなっています。なお、初期設定は携帯電話ネットワークがなくても無線LAN(Wi-Fi)やオフラインでも可能です。初期設定を終えたPixel 4aの前面。ディスプレイの四隅は丸められており、Pixel 3aでは非対応だったHDRにも対応ディスプレイはPixel 3aでは切り欠きはありませんでしたが、Pixel 4aでは画面左上にパンチホール(穴)を配置したアスペクト比9:19.5の縦長な約5.81インチFHD+(1080×2340ドット)有機EL/OLED(約443ppi)で、HDRや常時表示(Always On Display)、コントラスト比10万:1に対応しています。また画面は強化ガラス「Corning Gorilla Glass 3」で覆われており、外装はポリカーボネート製のユニボディーで背面はマットでしっとりさらさらとした高い質感となっているため、指紋もまったく目立ちません。なお、Pixel 3シリーズやPixel 4シリーズは防水に対応していますが、Pixel 4aは防水には非対応です(Pixel 3aはIP52相当の防滴・防塵に対応)。Pixel 4aを持ったところ。最近は大画面スマホが多いなか、手に持ちやすい大きさとなっていますPixel 4aのパンチホールは若干大きめで、ステータスバーを少しはみ出すサイズ感。筆者はそれほど気にならないものの、アプリや映像によっては気になる場合も出てくるのかもしれないパンチホール部分には約800万画素CMOS(1画素1.12μm)/広角レンズ(F2.0、画角84°)のフロントカメラを搭載し、Pixel 4シリーズとは異なってSoliレーダーによるジェスチャー機能には対応していません。生体認証としてはPixel 3aと同様に背面に指紋センサーを搭載し、指紋認証機能「Pixel Imprint」に対応しています。またパンチホールを採用したことで、ディスプレイの上下の縁(ベゼル)はPixel 3aと比べてかなり狭くなり、ディスプレイのインチ数は上がっているものの、より縦長となったことも加わり、サイズはPixel 3aよりも小さくなっています。サイズは約144×69.4×8.2mm、質量は約143g。
製品Pixel 4aPixel 3aPixel 4
画面5.8型FHD+ OLED5.6型FHD+ OLED5.7型FHD+ OLED
HDR表示
大きさ144×69.4×8.2mm151.3×70.1×8.2mm147.1×68.8×8.2mm
重さ143g147g162g
SoCSnapdragon 730GSnapdargon 670Snapdragon 855
RAM6GB4GB6GB
ストレージ128GB64GB64または128GB
電池容量3140mAh3000mAh2800mAh
ワイヤレス充電
背面カメラ12.2MP(広角)12.2MP(広角)12.2MP(広角)16MP(望遠)
前面カメラ8MP(広角)8MP(広角)8MP(広角)
防水
イヤホン端子
Pixel 4a(左)とPixel 3a(右)を並べたところ。縦がPixel 4aのほうがかなり短いのがわかりますPixel 4a(左)とPixel 3a(右)を横にして並べたところ。幅もPixel 4aのほうが狭いPixel 4aの背面。リアカメラは流行りのスクエアなモジュールになっているのでマルチ構成のようにも見えますが、シングル構成に。指紋センサーも配置リアカメラは像面位相差オートフォーカス(PDAF)や光学手ブレ補正(OIS)に対応した約1220万画素デュアルピクセルCMOS(1画素1.4μm)/広角レンズ(F1.7、画角77°)のシングル構成で、Pixel 4シリーズと同様のカメラ機能を有し、デュアル露出補正機能付きHDR+やポートレートモード、トップショット、超解像ズーム、天体写真の撮影が可能な夜景モードなどに対応。ただし、Pixel 4シリーズは望遠カメラも搭載したデュアル構成となっているため、超解像ズームの画質はPixel 4シリーズとほぼ同等であって若干劣るとのこと。この辺りは今後、カメラテストをじっくり行ってチェックしてみたいところです。なお、背面にはリアカメラのほか、指紋センサーとGoogleロゴがあります。Pixel 4aの左右側面。右側に電源キーと音量上下キー、左側にnanoSIMカード(4FF)スロットが配置。またPixel 4シリーズに続いてeSIMにも対応Pixel 4aの上下側面。上側に3.5mmイヤホンマイク端子とマイク、下側にUSB Type-C端子(USB 3.1)と外部ステレオスピーカーが配置。マイクは2つ搭載されており、ノイズキャンセレーションに対応Pixel 4aのSIMカードスロットを出したところ。すでに紹介しているように楽天モバイルが移動体通信事業者(MNO)として自社回線を構築して提供している「Rakuten UN-LIMIT」でも利用可能基本スペックはQualcomm製チップセット(SoC)「Snapdragon 730G(SM7150-AB)」およびセキュリティーチップ「Titan M」、6GB内蔵メモリー(RAM)、128GB内蔵ストレージ、3140mAhバッテリーで、microSDカードなどの外部ストレージスロットは非搭載です。OSはAndroid 10をプリインストールし、3年間のOSバージョンアップとセキュリティーアップデートをサポートします。Snapdragon 730Gは8nmプロセスで製造されたミッドハイレンジ向けSoCで、CPUはARM Cortex-A75ベースの「Kryo 360 Gold」(最大2.2GHz)×2とCortex-A55ベースの「Kryo 360 Silver」(最大1.8GHz)×6のオクタコア、GPUは「Adreno 618」(最大700MHz)となっています。なお、RAMはLDDDR4X(1866MHz)とのこと。ベンチマークアプリは一般的なWebブラウジングおよび文書やデータの作成、写真・動画編集といった総合的な評価を行う「PCMark」の「Work 2.0 performance」と、動画やゲームなどのグラフィック性能を測る「3DMark」の「Sling Shot Extreme」で評価しました。結果としてはPixel 3aよりは確実に性能が向上していますが、PCMarkの結果はPixel 3に迫るものの、グラフィック性能ではまだPixel 3よりも劣るといった印象です。ベンチマークアプリによる結果。左がPCMarkのWork 2.0 performance score、右が3DMarkのSling Shot Extreme近いところでは同じくSnapdragon 730Gを搭載したXiaomi Communicationsの「Mi Note 10」シリーズあたりとなるかと思います。Snapdragon 670を搭載したPixel 3aシリーズでも通常のWebブラウジングやSNS、写真撮影などではもたつきを感じることもなく普通に使えていますが、Pixel 4aでも同様にこうした操作では快適だと感じました。
製品Pixel 4aPixel 3aPixel 3Pixel 4
PCMark※18467730388499434
3DMarkOpenGL※22486166634064865
Vulkan※32273155231434306
※1 Work 2.0 performance※2 Sling Shot Extreme OpenGL ES 3.1※3 Sling Shot Extreme Vulkan※4 Pixel 4aはそれぞれ3回測定して中央値を掲載。他の製品はPCMarkと3DMarkを提供しているUL LLCのレビューページを参照その他、2x2 MIMOに対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5.xGHz)の無線LAN(Wi-Fi)やBluetooth 5.1 LE、NFC Type A/B、ノイズキャンセル機能、近接センサー、環境光センサー、加速度センサー、ジャイロセンサー、磁力センサー、気圧センサー、センサーHub、位置情報取得(A-GNSS、GPS、GLONASS、Galileo、QZSS、BeiDou)など。携帯電話ネットワークの対応周波数帯は以下の通り。GSM / EDGE クアッドバンド(850、900、1,800、1,900 MHz)UMTS / HSPA+ / HSDPA: 対応バンド 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19LTE: 対応バンド 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 66初期設定時に追加するアプリ。Google ファミリーリンクとおサイフケータイ(FeliCa)関連以外はオフにすることが可能機能的には従来のPixelシリーズと同じ。画像は左がプリインストールされているアプリ一覧(ドロワー)、右がおサイフケータイアプリ初期設定を終えた段階でストレージはおよそ13.8GBを使用しているので空きは114GB程度。いわゆる「技適」マークは電波法(R)が「003-200036」、電磁通信事業法(T)が「ADF200036003」で、非接触IC機能のための「総務省指定」も電子表示されます標準カメラアプリのファインダー画面で、他のPixelシリーズと同様。購入時から電源キーの2回押しでカメラ起動が可能。なお、Pixel 3aで対応していた握って操作する「Active Edge」はPixel 4aでは非対応となりましたカメラアプリの設定画面。RAW(.dng形式)での保存も可能で、Android Camera 2 APIもサポートしているため、サードパーティー製カメラアプリによるRAW撮影にも対応しています。またPixel 3aでは対応していない「ソーシャル メディアの奥行き機能」にも対応晴れた日の屋外。あまり良い天気ではなかったので綺麗な青空ではないものの、明るさは十分あった状況での撮影屋内の蛍光灯での撮影。パプリカの綺麗な色合いが出ていると思われますシングルカメラながらポートレートモードで背景ぼかしにも対応。カメラ機能は別途レビューするつもりPixel 4aは普段使うのに十分な性能とおサイフケータイ(FeliCa)に対応しつつ、4万円強で購入できるコストパフォーマンスの高いスタンダードスマホで、かつ、PixelシリーズなのでOSバージョンアップやセキュリティーアップデートが3年間実施されるのが大きな魅力となるかと思われます。ライバルとなりそうな「OPPO Reno3 A」や「Xperia 10 II」などの近い製品と比べると、これらがSnapdragon 665を搭載しているため、Pixel 4aのほうが性能が高く、単純なスペックだけで言えば、大きな競合製品として「LG style3」が存在しますが、Googleのスマホというネームバリューを考えると、Pixel 4aのほうが人気が出そうです。一方、OSがAndroidではなくても良いという場合には「iPhone SE(第2世代)」もライバルとして挙げられています。SoCの性能的にはiPhone SE(第2世代)が圧倒的に高く、防水にも対応しているため、OSがどちらでも良いのなら若干高いながらもiPhone SE(第2世代)のほうが有利な気もしつつ、むしろこういった中価格帯にiPhoneやPixelが登場してきたというのが昨今のスマホ市場を大きく表しているようにも思われます。Pixel 3aも手頃な価格帯と適度な性能でPixelシリーズでは異例の販売台数となりましたが、Pixel 4aはさらに人気が出るのではないでしょうか。個人的には色がブラックしかないのが残念ですし、日本では販路がGoogle ストアとSoftBankのみというのも懸念されますが、iPhoneとまではいかないまでも他のAndroidスマホを脅かすくらいまで人気が出て欲しいところです。記事執筆:memn0ck■関連リンク・エスマックス(S-MAX)・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter・S-MAX - Facebookページ・Google Pixel 4a 関連記事一覧 - S-MAX・Google Pixel 4a みんなが欲しい機能を、みんなにうれしいプライスで。 - Google ストアTweet
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